大学無償化法案、衆院を通過 参院の審議経て来春施行へ
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注目のコメント
貧困の連鎖を断ち切るためにはある程度包括的な高等教育無償化は必要と考えます。しかし、財源に制限があるため、まずは世帯年収で区切るというのはある意味合理的ではないでしょうか。(私自身が奨学金を借りて進学した経験から一定のバイアスがあることは否定しませんが、コメント欄見る限り、育った環境の違いがこうも影響を与えるのかと改めて感じました。)
・無償化の対象は住民税が非課税の世帯(世帯年収270万円未満)とそれに準ずる世帯
・授業料減免の上限は国公立大が年間54万円、私立大が同70万円。給付型奨学金は国公立の自宅生が年間35万円、私立大に自宅外から通う学生は同91万円
・費用は最大で年約7600億円
また、支援対象者の要件として、修得単位数要件、GPA要件、出席日数要件等が課されます。
さらに大学側の機関要件として、実務教員要件、シラバス要件、定員要件(定員の8割以下は対象外)、経常収支要件(直近3カ年でマイナスの場合は対象外)等の要件が課されています。
単に税金の無駄遣いとは思えません。低所得世帯云々関係なく、自分がやりたいことをするのに大学進学が必須なのか、真剣に考える必要あり。低所得世帯で大学進学を希望していても経済的な障害がある、ということなら良いが、皆が行くから行くでは意味ない。
国立大学に進学してくる新入生の少なからずは家計を気にしていることが、新入生のほぼ全員が参加する私の講義の初回ガイダンスのレポートでわかる。
それだけではご実家の所得もわからないし、地方から一人暮らししにきたのか、実家からなのかによっても状況変わるが、彼ら彼女らが、兄弟のことまで気遣って国立大学に来た思いというのは日々の大学での勉強に活かしてほしいと思う。大学ではいろいろとやることはあるのだけど、理系ならば本筋は勉強なので。