テクノロジーによる消費行動の革新。得をするのは消費者か、企業か
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大量生産大量消費から、パーソナライズドエコノミーへ。
昭和は、大量生産大量消費の時代だった。
戦後の焼け野原で何もない状態の人々が憧れたのは「所有」そのもの。
高度経済成長も相まって、1950年代後半は「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」が、1960年代半ばには「カラーテレビ・クーラー・自動車」が三種の神器と呼ばれた。
つまりこのとき憧れたものは、みな同じものだったのである。
平成は、パーソナライズドの幕開けの時代となった。
戦後60年、70年と経つにつれ、ものが足りないという状況は皆無になった。生存に生活に必要なものは、誰でも簡単に揃えられるようになった。
そうしてオリジナリティの強いライフスタイルへの憧れが出始める。
そこへインターネットの登場である。これまでマスメディアで型にはまった情報しか手に入れられない時代から、自分の知らない情報への出会いの機会が増え、求める情報をさらに深掘りするへのハードルが格段に下がった。
これによって、人々がそれぞれのオリジナリティを追求することができるようになった。パーソナライズドの幕開けである。
令和は、パーソナライズドが当たり前の時代となるだろう。
自分が求めるものだけを、求めるだけ手に入れる。そして自分だけの人生を自らの手で組み上げる。
シェアリングエコノミーにより所有しない世界は、パーソナライズドのためには必要だろう。
ビッグデータ解析、ディープラーニングなどは、自分の嗜好を深化させるために役に立つ。
ロボットやAIは、自分だけの生活を実現するために、無駄なことはすべて省いてくれる。
令和の時代に、人間は本当の意味での「自己実現」を手にしていくのだろう。
この歴史の流れと未来予測は、これからのビジネスにとってもものすごく重要だ。人類のティッピングポイントに今まさに立ち会っているのだ。ワクワクするとともに、この瞬間を見逃してはならない。チャンスを掴まなければならない。「スーパーコンシューマー」と聞くとどんなイメージでしょうか。テクノロジーの進化で、取得できる情報が圧倒的に増えたり、VRやARで見える世界が変わったりと、消費行動が大きく変革したときの消費者のことです。果たしてそのような世界が実現した時、消費者としての私たちは幸せなのか?企業はどのように対応すべきか?EYのロジャーズ氏と右田氏のお二人にお聞きしました。
日本からユニコーン企業が出るのは喜ばしいことですが、アメリカや中国に追いつくのは現実的に厳しいと思います。
すでに、各国が開発した技術があれば、日本はそれを積極的に使って(パクって)いくべきです。
日本は他国と比べ、AIなどのテクノロジーを社会に実装する面では有利なはずです。それは少子高齢化による人手不足が理由です。
アメリカは人手不足を補うために移民を受け入れ、安い労働力が市場に大量に流れ込んだ結果、本国の人達が逆に職を失うことになり、長年失業率は高止まりです。これは大きな社会問題となっています。
そんな中、テクノロジーを導入して更に生産性を上げるとなれば、「職を失う恐れのある労働者」がストライキを起こしかねません。
だから、いくら技術が凄くても社会実装の面で遅れを取ってしまうのです。
上記を日本に置き換えると、人手不足が年々深刻化しているので、テクノロジーの社会実装は急速に進みやすいはずです。
というような事が、かなりこの本にまとまってます。
http://urx.red/28xw
※「AI経営で会社は甦る」