【バルミューダ社長】楽しさは苦しさとセット、ラクは退屈とセットだ

2019/4/14
今、日本で最も勢いのある家電メーカーといっても過言ではない「バルミューダ(BALMUDA)」。
自然に近いやさしい風を実現した扇風機「グリーンファン」、朝食のトーストに別次元のおいしさをもたらす「ザ・トースター」など、数々の革新的な製品の生みの親として知られるのが、同社の寺尾玄社長だ。
寺尾社長の型破りな発想を支えているのは、型破りな生き方そのもの。
17歳で高校を中退して世界を放浪。ロックミュージシャンとしてデビューを果たすも、夢破れて「ものづくり」の世界へ。知識ゼロの状態から、独学で製品開発を学び、次々とヒット商品を生み出していく……。
「人と同じことはしない」をモットーに、自身の美学にもとづいて人生を切りひらいてきた寺尾社長こそ、「フューチャースキル」の先駆者と言えるだろう。そんな寺尾社長に、これからの時代にふさわしい「新しい学び方」「新しい働き方」を聞いた。
寺尾玄/1973年生まれ。17歳のとき、高校を中退。スペイン、イタリア、モロッコなど、地中海沿いを放浪する。帰国後、音楽活動を開始。大手レーベルとの契約と、その破棄を経験し、バンド活動に専念。2001年、バンド解散後、ものづくりの道を志す。工場に飛び込み、設計、製造について独学で習得。2003年、有限会社バルミューダデザイン設立(2011年4月、バルミューダ株式会社へ社名変更)。同社代表取締役社長。

バルミューダは「ショービズ」だ