EU離脱、6月末に再延期を=英首相が要請
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ドナルド・トゥスク欧州理事会議長は、合意なき離脱を何とか回避するため、12ヶ月間くらいを見込んだ「フレキシブル」な延期を提案するのではないかと言われている。逆に言えば、具体的な見通しのない短期延期は認め難いということであろう。もちろん、EU側からすれば、5月の欧州議会議員選挙の正常な遂行を犠牲にされたのでは堪らない。つまり、選挙前に離脱するか、選挙に参加して一定期間は残留するのか、二つに一つである。とは言え、トゥスク欧州理事会議長の考えにしても、EU側が受け入れるかどうかは不透明である。ここまで来ると、EU加盟国の中から、合意なき離脱は避けた方が良いが、何の当てもない状態をズルズル長引かせるよりマシだ!という声が出てきても不思議ではない。それにしても、またもや延期を懇願する英国は、何度も借金の返済を頼み込む債務者のように、ヨーロッパで恥をさらしているような状況になっている。
一歩離れてビジネスの観点から考えると、今さらどう決着しようとも、これだけの不透明感の強さが放置されている状況を見ると、既に「合意なき離脱」になってしまったのと同じくらい、英国やEUとは安心して付き合えなくなった印象です。
沖縄の基地移転に似てるんだけど、1度決めたことは覆せないという仕組みは民主主義のコアとなる権利であり致命的な課題ですよね。もし再度の決戦だと再投票を許したら、なんのための国民投票だったのか分からないというジレンマを抱えている。