人手不足倒産が過去最多に
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今朝(4月7日)の「がっちりマンデー」によれば、日清紡の売上5000億円のうち祖業である繊維事業は1割程度とのこと。残り9割は携帯記憶ワイシャツやブレーキパッドやイチゴ栽培など派生事業によるものだという。かつて隆盛を誇った企業も時代の流れに身を任せるだけでは企業の規模は10分の1まで小さくなってしまうのだ。まして、創業したころの、技能・労務職中心のビジネスモデルから変えていなければ利益はほとんど出ないだろうし、現代の大卒中心の求職者からも敬遠されてしまうだろうことは想像に難くない。
人手不足倒産はほんとうに悪いことなのだろうか。日本の産業構造が世代交代を伴って高度化する機会、「成長痛」なのではないだろうか。ここで対応を誤るとさらに数10年苦労するような気がしてならない。金融でいくら返済猶予をしても、これで倒産してしまうのはあまりにも切ない。
企業を救うのは最早銀行ではなく、人材(人財)という経営リソースを色々な方法でサポートできる会社だと思う。