浜矩子、消費税増税で問われる「無償の愛の尊さ」 〈AERA〉
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注目のコメント
今更ながら税金の存在を正しく理解しました。
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人はなぜ税金を払うのか。国はなぜ税金を取るのか。このコインの表と裏の接着面にあるものは何か。それは無償の愛だ。
人は自分のために税金を払わない。税金を払えない他者のために税金を払う。税金を払えない人にも、税金で賄われている公的サービスを利用する権利がある。その権利が保障されるために、税金を払える人が税金を払う。納税はお買い物ではない。少なくとも自分のためのお買い物ではない。納税行為に1対1の対価を求めるのはおかしい。納税に1対1の受益性はない。
世のため人のために払うもの。それが税金だ。代償を求めず、より良き社会の基盤づくりのためにカネを出す。この無償の愛が、納税倫理というものの基盤を構成する。そのはずである。