「平成」の30年、なぜ日本はこれほど凋落したのか 変革への対応が得意だった日本人が、この30年、負け続けた理由
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注目のコメント
問題点の指摘は正しいと思いますし、中国の将来への警鐘などは秀逸と思います。ですが、日本の教育に関する処方箋はちょっと不満ですね。基礎スキルをもっと若いうちから徹底的に入れて、思春期には内発的なモチベーションを引っ張り出した上で、抽象概念の操作スキルを入れるという先進国型の教育が必要ではないかと思われます。
教育の多様性こそがイノベーションの鍵だという指摘は、まったくの同感です。
明治維新をおこしたのは藩校や私塾、寺子屋で育った人たち。太平洋戦争という間違えた道に進んだのは、明治以降文部省、教育勅語の教育を受けた人でした。
教育は中央集権から解放し、自由にすべし。「凋落した」という表現が適切かどうかは別として、「貧乏」になったよね、国として。
それは、多分ある意味で「凋落」したから貧乏になったのかもしれない。
金銭的にも、精神的にも。
金銭的にも精神的にも貧乏になるとどうなるかというと、
「投資」をできなくなる。
今目の前の果実をどうするか、貯金するか消費するかしかなくなる。
とても焼畑農業的になる。
みんな未来が不安で、やたらと貯金するしね。
一方で、「今を楽しめ!」的な享楽的な生き方を推奨するとかね、
江戸時代、飢饉が起きるとええじゃないかが起きたみたいなそんな感じ。
先を見据えて土壌を開拓し、種を植える。そこにコストを割くのではなく、とにかく目の前の果実を自分のものにするのに必死になる。
だから、余計に貧乏になる。
もちろん、投資だといって、あまり何も考えずにただ、教育すれば良いってものじゃない。
次の時代がどうなるのか、何が求められているのか、それを考えて教育をしないと未来の果実は収穫できない。