【3コマ解説】サクッと読む、LINE Pay＆メルペイ同盟戦略

2019/3/28

大混戦のキャッシュレスWARSは、ついに「同盟時代」へと突入する。

3月27日、LINEとメルカリがQRコード決済での提携を発表した。

LINE Payの長福久弘COO（左）と、メルペイの青柳直樹代表取締役（右）

外野から「事業者の乱立」に対する批判が上がる中、日本のライバル事業者同士が提携に漕ぎ着けたのは今回が初めて。

その概要と、そこから透ける両社の思惑を、3コマ図で解説する。

①What：提携の内容は？

コメント

注目のコメント

• 岡 ゆづは

  NewsPicks編集部 記者

  ・2019年03月28日

  今回の会見は、「LINE Payが戦略的パートナーを発表します」という名目で案内がきました。決済事業者のパートナー発表はこれまでにも何度かありましたが、ライバル同士であるLINE Payとメルペイが組むという話だとは思わなかったので、興味深かったです。この提携の話が本格的に持ち上がったのは昨年末だそう。
  今回の提携の概要と、そこに込められた意図を3コマでさくっと解説します。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2019年03月28日

  競合同士の提携目的がわかりやすくまとめられたレポートです。利用できる場を拡大する。そのスピードを買った。そして加盟店開拓コスト削減も。
  
  相手に手数料を払っても、開拓コストと比較すれば安い。多少決済で上がる利益は減るけれど、決済以外で儲ける算段です。
  
  カード業界でもこれと似た提携はあります。JCBとDiscoverは日本と米国で相互解放しています。
  
  相互連携が簡単にできるようになったのは、モバイルとAPIのおかげ。世の中変わった。
• 佐藤 沙弥

  なるほど、中小店舗開拓コストの共有なのですね。提携の範囲が一目でわかりありがたいです。
  
  営業拠点はLINE Payが6カ所、メルペイは2カ所。これでは地上戦は大変なのも頷けます。
  
  一方で↓の記事によれば、PayPay の拠点は全国20カ所、社員は契約社員も含めると数千人規模で大半が営業人員とのこと。それでも、導入だけしたもののサポートが不十分な店舗がありそうです。
  https://newspicks.com/news/3710579/
  
  キャンペーンや広告宣伝といった空中戦にお金をかける必要があるのはもちろん、地上戦勝負の部分も大いにありますね。