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難航する次世代冷媒開発、打破のカギは「AI」と「iPS細胞」

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    再生医療・幹細胞生物学研究者

    今回はダイキンの冷媒に関して、毒性スクリーニングに使用するということだと思います。開発している過程で、いくら良い薬、物質であっても、心臓や神経系、呼吸器系といった生命維持に大事な臓器に毒性が出てしまっては人体に適応するわけには行きません。これをコアバッテリー試験と創薬では呼びます。

    共同研究で記事内で名前の上がっているiPS細胞研究所の池谷先生は武田薬品工業との共同研究プログラム:T-CiRAでもご一緒させて頂いています。

    池谷先生は神経堤細胞(Nural Crest Cell)という発生初期に存在する細胞集団を使って、末梢神経や骨をはじめとした多くの分化細胞を誘導する技術を開発しており、こちらを利用した創薬スクリーニングも進めていらっしゃいますので、NCCを活用されるかもしれませんね。

    T-CiRA 池谷PJパンフレット: https://www.takeda.com/siteassets/jp/home/what-we-do/t-cira/research/makoto-ikeya_jver2.pdf


  • Chemical Manufacturer Chief Researcher

    AIを用いた物質探索もですが、iPS細胞を用いて人体への安全性を評価するというアイデアに特に注目しています。

    冷媒に限らず、市場に出回りうる新規物質は「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(化審法)によって、人体への安全性や環境影響の評価を行うこととされています。
    この手の試験は動物実験を伴うため(動物愛護の観点も含め)無闇に候補物質を増やしてスクリーニングを行うのが好ましくないのと、そもそも人体での再現性が不明なケースがあること、さらに慢性毒性になると試験自体にかかる時間も費用も大きいこと、など、様々な課題を抱えています。

    iPS細胞はそれ自体は生命体ではなく培養細胞なので(倫理的な観点も含めて)大量の候補物質を使っての速やかなスクリーニングが可能となり、さらにiPS細胞はその性質上、人体(の特定臓器)の構造を正確に再現しているため、毒性影響もより正確に評価できるのではという期待があります。

    iPS細胞を使った毒性試験の結果がそのまま受理される訳ではないので、最終的には必要な動物試験が必要になるのだとは思いますが、その時点で候補物質が絞れていれば動物試験を最小限に抑えられるため、大きな意義があります。

    むしろ僕がiPS細胞に大きく期待しているのはこの点だったりします。
    良い結果が出ることを期待しています。


  • サイエンス作家

    コメント遅れました(汗) AIで論文探すのはあたりまえだけど、エアコンの安全性を確かめるためにiPS細胞を使うのは面白いですね。ダイキンやるじゃねえか。


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