仮想通貨の呼称を「暗号資産」に 法案閣議決定
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「イスラム国」もISやISISなど色んな呼称があったけど、「国」じゃないからとISILと呼ぼうと政府が決めたのに、メディアが「イスラム国」と呼び続けた問題がありましたね。
元々はCrypt-Currencyなので直訳は「暗号通貨」の筈ですが、これだと「セキュリティの高い電子通貨」というイメージが先行し、法定通貨より信用されちゃうんじゃないかと恐れたのか(邪推)、日本の金融庁では少し怪しさを醸し出す「仮想通貨」で統一することにしていました。
しかし、Virtual Currencyという単語はすでにECBなどで別の意味で定義(バーチャルなコミュニティで使われる規制外の電子マネーのようなもの)されているので、用語として混乱を生みそうで、微妙な判断だったなと思っていました。
今回の決定は、昨年のG20などでも議論された話で、やはりCurrencyと呼んでしまうと各国の法定通貨に対抗し得る存在であるというイメージが蔓延するのを避けたのかなと思います。
日本からすると、訳語に再び「暗号」が戻って来たわけですね。「暗号資産」というと、またちょっと雰囲気が変わるというか、すこしアヤしくなりますでしょうか。
しかし、政府が決めたからといって、業者は自由に呼称するでしょうし、メディアも変わらなければ、なんだったの?という話になりかねないという気も。
こういうのって、すでに2つ以上広く使われている用語かあって、混乱を避けるために統一する、というのならわかるのですが、ほぼ使われていない表現に決めるというのは、よほどの正当性(差別があるなど)がない限り広まらない気がします。金商法関連の制度化が進んだのかと思いましたが、あくまで名称変更の話ですね。
元々は、法定通貨ではないという事で、Virtual Currency=仮想通貨と呼んでいた理解ですが、Crypto Currency であったり Crypto Assets であったり様々な呼称がありましたが。
今後、通貨以外の様々なトークンが流通していく事を想定すると、仮想通貨に限らず幅広に暗号資産と整理しておいた方が良いだろうという事ですかね。
追記 : 証拠金取引についても、金証法で決まったみたいですね。
https://jp.cointelegraph.com/news/fsa-announced-a-revised-crypto-bill-to-be-submitted-in-the-current-diet-session/amp暗号資産交換業者になってしまいましたが、なにか悪いことしてるわけじゃありません(´-ω-`)
そもそも仮想だの暗号だの、日本語にするとなんかネガティブ。
金商法と資金決済法の改正、法案閣議決定。