[ワシントン 13日 ロイター] - 米商務省が発表した1月の建設支出は前月比1.3%増の1兆2796億ドルと、予想の0.4%を大幅に上回って増加した。公共部門が約8年ぶりの高水準となったことが浮揚要因となった。第1・四半期の経済成長率が押し上げられる可能性がある。

1月の前月比での伸びは昨年4月以来最大。前年同月比では0.3%増となる。昨年12月分は前月比0.8%減と、従来の0.6%減から修正された。

1月は公共部門が4.9%増加し、2010年9月以来の高水準となった。増加率は04年3月以来の大きさ。前月は1.0%減少していた。

連邦政府は4.2%増加し、17年10月以来の高水準となった。前月は1.9%減少していた。州・地方政府は4.9%増加し、9年半ぶりの高水準。前月は1.0%減少していた。

民間部門は0.2%増。3カ月ぶりの増加となった。このうち住宅への支出は0.3%減と、6カ月連続で減少した。一方、住宅以外の建設支出(工場や発電所などを含む)は0.8%増。前月の0.6%に続く増加となった。

今回の統計は1月25日までの約5週間にわたり政府機関が一部閉鎖されていたことを受け発表が遅延。2月の建設支出統計は予定通り4月1日に発表される。