日本人が誤解しがちな「シリコンバレー」はどこにある?
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コメントすること自体もめんどくさいですが、これはシリコンバレーとはどこかというテーマと、イノベーションはどこで起こっているかという別の話が混在しているのでしょう。日本人に限った話でもありません。さらに言えば外村さんのようなサンフランシスコ好きはサウスの概念がこういうものになり、文化やアート感度の高い人は都市に住むし、旧シリコンバレーにはそんなのは全くありません。サウス好きの人は若くてもかつての栄光の人でも同じです。そのサウスでも旧サウスのシリコンの街と中心地と言いたがる大学の街とは住んでいる人の職業や人種や企業の業種構成も別物です。それは日本人うんぬんではなく世界中「シリコンバレー」を誤解していて、欧州企業はサンフランシスコにオフィスを作っても「シリコンバレー」ですし、バークレーやサンラモンのような郊外でも本国ではシリコンバレーだと思っています。だからなんだということではなく「東京」と「町田」くらいなもので、あるいは「東京」と「お台場」くらいなものです。知っていて選んでいる人も知らずに選んでいる人もいるでしょうが選ぶ人の価値観は多様で、シリコンバレーがどこなのかは不毛な議論で、きっとそれはシリコンバレーとは何なのかと共に不毛で、あるいはそれぞれの人の意味があるでしょう。クールだから選ぶ人も、クールじゃないけど選ぶ人も、クールだと思い込んで選ぶ人もいろいろです。少なくても「どこでイノベーションが起こっているか」あるいは「どこにタレントが集まっているか」とは別物であるとは理解された方がいいとは思います。さらにその前提としてそこでの「イノベーション」や「タレント」の違いも重要で、エッジが効いているとか、アッと驚くとか、その要素によって都市や田舎(シリコンバレーは田舎です)の関係というのは昔からそれほど変わってないと思います。その意味では旧シリコンバレーはとっくの昔にクールではないのは明らかです。でもそれもシリコンバレーでありベイなのでしょう。
・東京を地域として呼ぶか、東京23区で呼ぶか。
・神奈川県なんだけど、横浜って言い張ったりしてること
・兵庫県なんだけど神戸って言ったり
・京都近くなんだけど京都と言ったりしてる
おおよそ、こんな感じで見ておけばいいと思う。
電子部品や材料メーカーの駐在員はまだまだシリコンバレーに数多く派遣されてきていますし主戦場はサンノゼ、サンタクララ、クパチーノでしょう。サンフランシスコではない。シリコンからハード、ソフト、サービスに重心が移るにつれ、サンノゼからサンフランシスコへと重心が北上。20年前、セガ・アメリカがサウスからサンフランシスコに移動するのを手伝った際にも、ソフト系はこっちだね、という議論がありました。