「公立高は辞退できない」高校受験ルール論争に火をつけた“日比谷の変”
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高校受験では暗黙の辞退ルールですが、中学受験の比率が高い東京では意外に共有されてないので、実情をまとめました。
私一人の経験談ではありますが、ネット上にソース不明な高校情報が氾濫してて、私自身どれがほんとかと悩んだので、体験も共有します。
うちの息子は、この日比谷の辞退続出聞いて「抑えで都立受けるなよ。こっちは命掛けてるんだよぉ」と言ってましたが、久川さんの指摘通り、中学の指導で都立受験を諦めた人もたくさんおり、当事者は「日比谷の立ち位置がどうか」以前に、すごく不公平感を持つのです。
追記:東京は都立入試の内申比率が30%ですが、福岡はなんと50%です。先生と折り合いが悪く、2が2つあった私は、もうそれだけで絶望的。
そして息子の学校では、内申点のために生徒会の副会長に大量に立候補するそうです(会長じゃなくて、責任の少ない副会長ってとこがみそ)。PTAの役員も全て立候補でさくっと決まります。闇…正に、日比谷の変です。公立中3男子の母として、この2月、高校受験を終えた当事者ですが、都立高校の受験にはクビを傾げることが多かった。
都立は合格したら辞退できない、必ず進学してください、とうちの中学でも指導されました。辞退したらどうなるんですか?と聞いても明確な答えはなし。どこにも辞退不可と書いていない。うちは第一志望の私立に合格したので、迷いなく都立は辞退しましたが、第一志望に合格してなかったら、都立と私立でかなり悩んだはず。多分、学校の指導を無視して受けてた気がします。こんなニュースが出たら、やはり辞退者いるんじゃん、信じた方がバカって話です。
記事にもありますが、まさにパンドラの箱。来年からは、中学が指導してもムダでしょうね。
日比谷と戸山の差が、興味深いですね。戸山に辞退者なく、日比谷に辞退者ですか…。確かに、戸山の方が、ザ・都立なんでしょう。日比谷は私立の土俵に入ったのなら、いっそ、私立か国立の日程にすべきなのかも…
受験生のために、とにかくフェアな受験を望みます。
追記 浦上さん、抑えじゃなくて、もし受けることになってたら、かなりヤバイ命がけの状況でしたw都立を辞退してはいけない、というのは100%誤認です。都立中も高校も、学校は辞退を想定して合格者を出します。(都立中は繰り上げ合格があります)東京都教育委員会の生徒数の計画でも学校ごとの辞退率を想定しています。ですから、辞退はしていいのです。これは100%。
ただ、ではなぜ「都立は受かったら行かないといけない」みたいな声が上がるかというと、そこには「併願優遇」という制度の存在があるからです。これは、第一志望である都立高校に落ちたら、私立のA高校に行く、というお約束です。優遇、と言いいますが、実質落ちる子はいないので、昔の確約です。この併願優遇は、中学校の先生が、内申点に基づき、私立高校に推薦します。しかし、近年は私立高校側でも、都立私立両方併願OKという学校がほとんどで、生徒の多くは、2月10日、11日あたりに私立の併願優遇を受け、10ー12日の余った日程でほかの私立をチャレンジで受け、2月23日に都立を受けます。そうすると、チャレンジ私立に受かって、都立を受けない、都立に行かない、というケースがあり、これを中学校の先生が伝統的に「認めない。併願取るなら、都立落ちたら併願先に行かないと、学校のメンツがつぶれる」ということで、都立か併願優遇先か、しかいってはいけない、ということを言ってきました。たしかに過去は、中学校の先生と高校との密約的な制度でしたが、最近はこの併願優遇は実際は、私立高校と生徒サイドの個別相談で話が進むケースも多く、以前のように、都立か併願優遇先か、みたいな単純な受験は少なくなっています。
この、併願優遇の雰囲気が、今も先生によっては色濃くあり、都立は受かったらいけない、みたいなこと言います。
もちろん、マナーとして、私立進学が決まっているならば、都立は受けるべきではないです。ただ、本当に、全ての受験結果が出てから最後の判断したい、というご家庭もあります。
ですから、都立高校も、補欠合格、繰り上げ合格の制度をつくればいい、ということですね。