データは分析せず解釈せよ。未来のECが目指す顧客体験
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注目のコメント
マーケティングの金言が溢れる、とても楽しいインタビューでした!
現状のECやウェブ広告の課題をお二人にお聞きすると、「まだまだ課題だらけですね」と。そして改善の方法をとても楽しそうに語っていたのが、印象的でした(笑)!
試着サービスやコーディネートの提案など、今でもECの常識を覆しているストデパ。これからの進化が楽しみです。データに立脚しながら、インサイトにフォーカスするお二人の対談。
ユーザーの立場で、先回りして工夫できるか?が運用で重要なこと。
ストデパでは、下記のような工夫をやられています。
・ECサイトでの検索が難しい探し方をチャット相談対応
・試着サービスではユーザーに合わせた細かい表現の工夫
・プロのスタイリストによるコーディネート提案
結果のデータだけで「買われた理由」を推測するのは困難。
菅原さんは、『ユーザー行動の「なぜ?」を突き詰めて、人がどう変化しているかを見極める視点が必要』と言われています。
「言い訳」に関する話は私も以前から考えていました。人は常に「買った」ことに対して、何かしら言い訳を付けたがりますよね。その理由が、「安かったから」では通用しなくなってきています。「お客様が周りの人に伝える言い訳」をつくりこむという発想の方が、打ち手はシンプルだと感じます。「データを分析する力より、解釈する力がマーケターに必要」というのは納得。最適解を突き詰めた先にはドン・キホーテやKALDIの売り場は生まれないだろう。元日本マクドナルドCMOの足立さんが「背徳感」という言葉を打ち出し「グランドビッグマック」などの大ヒットを出した。AI時代になり高度なデータ分析がだれでも利用できるようになればなるほど、解釈や編集能力が重要になる。
足立さんのインタビュー http://thefilament.jp/dialog/2148/
(本記事より引用)————
現状取れているカスタマーデータなんて、せいぜいお客様の行動の1%くらいです。
今は実店舗に来店しただけのお客様の情報は何も分かりませんし、検索ワードを蓄積しても一人ひとりの特性は見えてこない。それでお客様を知った気になってしまうのは危険ですよね。
テクノロジーやデータを使って個人としてのお客様を把握して、より快適な買い物体験をしてもらうというフェーズは、まだまだこれからだと感じています。