[5日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)が5日発表した2018年第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比0.1%減だった。速報値の同0.2%減から改定された。前年比では0.1%増から横ばいに改定された。

第3・四半期に続いての前期比0.1%減で2四半期連続のマイナスとなったことから、定義上ではリセッション(景気後退)となる。

今年に入ってからも月次統計は弱いままで、目先の改善は見込めず、状況が悪化する可能性もある。

ただ、GDPの内訳は予想ほど悪くなく、生産減は急速な在庫縮小が原因。国内外の需要のその他の項目は大半が拡大した。

消費支出は前期比0.1%増、政府支出は0.1%減、投資は0.3%増、輸入は0.7%増、輸出は1.3%増だった。

2018年の年間成長率(実働日数未調整のEU算出方法による)は0.9%で、先週公表された数字を確認した。

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