宇宙資源の開発に挑む──やがて枯渇する資源を、宇宙に求める時代に備えて
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法螺吹きのアインシュタインやノイマンが、核とコンピュータで覇権を握る20世紀アメリカの土台を作った訳です。
法螺吹きという人には、基礎研究のポテンシャルは永遠にわからないでしょう。短期的な投資対効果の問題ではまったくありません。あと投資対効果が予測できるような研究は、破壊的イノベーションは起こしません。
現行のGPSが数メートル単位の精度を保てているのは、アインシュタインの相対性理論の発見があったからです。しかしアインシュタインは、高精度のGPSを開発するために研究して、相対性理論を発見した訳ではありません。
ブラックスワンで有名になりましたが、根本的には未来は予測できません。そのときに、原理原則や法則に近い基礎研究の成果が思わぬ分野で応用できるのです。
宇宙資源開発の研究が、海底資源の発掘や医療の役に立つ時が来るかもしれない。ただ現在の人類の知識レベルでは、数十年〜数百年先の未来への投資対効果は判断できません。
なぜ、量子コンピュータ、ブロックチェーン、宇宙開発、ゲノム編集などの基礎研究で、米中露が競い合っているのか。すべて同じです。どんな予測不能な未来が来ても、基礎研究は応用が利きやすいからです。"先ほど言いましたように、現時点では宇宙資源は宇宙で使うというのが大前提です。ただ、何百年先になるか分かりませんが、科学技術が進歩して、仮に直径3kmのM型の小惑星を地球に持ち帰ることができれば、200億トンの金属鉄と1億トン以上のプラチナを手に入れることができます。これは産業革命以来200年をかけて人類が利用した金属鉄の総生産量を上回り、プラチナも総生産量の2倍以上に匹敵する量です。"
"今、太陽系の研究は進展が目覚ましく、「宇宙大航海時代」と言われています。15世紀以降の大航海時代には、新大陸からさまざまな知識や動植物などがヨーロッパにもたらされ、それらを体系化する「博物学」が誕生しました。"