ファーウェイCFO、逮捕前の取り調べは違法としてカナダ政府提訴
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カナダ国境サービス庁(CBSA)の職員らが、孟氏が所持していた電子機器全てとパスワードの提出を指示し、違法に電子機器を開いて内容を調べたとのこと。
もしこの訴えが正しいのであれば、その行為で得られた証拠のみならず、その証拠をきっかけに得られた他の証拠も違法収集証拠となり、排除される可能性がある。
ただし、日本では、このような行為であっても任意になされたものであれば許容される。仮に権限のない指示であったとしても、孟氏が自発的にパスワード等を話してしまっていれば、問題がないとされることが多い。
実際に日本でそういった「被害」に遭った人の話を聞くと、事実上拒絶できないよう追い込まれており、これのどこが任意なのだと憤りを感じることも多いが。
おそらく今回も孟氏は拒絶できないものと思ったからこそ、捜査に協力したのだろうと思われる。
このような問題についてカナダの裁判所がどう対処するのか、非常に興味深い。まあ、私は検察の強制捜査でパスワード提示を求められたけど断ったけどな。おめーらにパスワード教えるとか死んでも嫌だわ笑と。てか、検察の奴らが私のパスワード悪用する可能性は極めて高いしな。
理由はなんであれ「逮捕前に3時間拘束され、取り調べを受けた」というのは、中国では当たり前に起きることであるように感じないでもないですが、名実ともに法治国家を自認しているはずのカナダとなると、国境警備に直接関係のない事柄を調べるため逮捕前に3時間拘束したことについて『「権利と自由に関するカナダ憲章」に対する深刻な違反』にならないとの根拠は示さざるを得ないということでしょうね・・・ 下手に扱うとカナダ人が中国国境で次々同じ運命に合わないとも限りませんし。詳しいことは分かりませんが、人治国家と争う法治国家の辛いところかと (・.・;)