米大統領、ドル高けん制 FRB金融引き締めを批判
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米国のモノの輸出の平均月額はトランプ大統領就任直前の2016年が1,214億ドル、2017年が1,294億ドル、2018年が1,404億ドル(11月まで平均)と増え続けています(米国商務省)。トランプ大統領の狙いと裏腹に貿易赤字の平均月額も418億ドル、460億ドル、502億ドルと増え続けていますが、これは為替の問題というより、減税その他で米国の内需を拡大したことによる影響が、たぶん大きく効いているに違いない。
米ドルの実質実効為替相場が歴史的に見て高い水準にあるのは事実ですが、それとても、トランプ大統領が就任した2017年1月を100としてみれば、今年の2月は96.4のドル安です。
経常収支と財政の双子の赤字を抱えながら米国がやって行けるのは、基軸通貨のドルの国債を各国が買って資金を米国に還流してくれるから。米ドルはある意味、強くなり続けなければならない宿命を負った通貨です。貿易赤字が減らずイライラするのは分かりますが、中央銀行への介入はほどほどにして、金融政策はその筋の専門家に任せておくべきであるように感じないでもありません。先日発表されたism製造業景況感指数、米新築住宅販売件数を見ても米経済成長鈍化が起きつつあるよう見られるので、マーケットがまた利上げ更に遅れるでしょうと勝手に織り込みつつあるので、そんなに躍起にならなくても‥と声を大にして言いたい気分かなと最近感じます