[東京 26日 ロイター] - 麻生太郎財務相は26日午後の衆院財務金融委員会で、2020年の東京五輪終了後の景気の落ち込みについて「十分注意が必要」と述べた。国民民主党の前原誠司委員への答弁。

前原氏は今年10月の消費増税に対する需要平準化策が終了した後の景気の落ち込みを懸念。麻生氏は過去の東京・北京オリンピック後の不景気を取り上げ「五輪後に不景気になったのは歴史的事実」と警戒感を示した。一方、各種増税対策は終了時期がずらしてあり、需要が急減する財政の崖が生じないよう配慮していると強調した。

(竹本能文※)