ウェアラブル技術で記憶を再構築する「記憶増幅システム」の可能性
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アルツハイマー患者やそれの予備軍のサポートへの効果は期待しますが、一般人にはそこまで必要なのかな、とも思います。結局、忘れていることって忘れても良いことなのかと思います。朝食だって友人の服だって、記憶する必要がない情報だから記憶しないのだと思います。
これからの時代は肉体的苦痛よりも精神的苦痛が増えてくる時代になると思いますので、忘れたいことを確実に忘れることができる仕組みはニーズが多いと思います。その手の利用に応用できると素晴らしいですね。これは確かにアルツハイマー症などの人には役立ちそうな技術ですが、普通に生活している健常者がここまでやる必要はないですよね。勿論全員が全てを記録し続ける事で集まるビッグデータは尋常ではないとは思いますが、それで喜ぶのはGAFAMとその他大手IT企業だけでしょう。個人のレベルで人生の充実につながるかはとても怪しいと思います。
考えてみてください。毎日パワハラだらけで怒鳴られ続けて仕事している人間が、一日の終わりにそのパワハラ地獄を5分間に凝縮したものを見返して、それで人生に対する感謝の念が生まれてくると思いますか。少なくとも私は絶対嫌です。寝る前の一日の記憶は意外とあるが思い出せないから活用できない。
レジ打ちアルバイトなどを経験したことがある人なら分かってもらえると思えるのだが、その日分の入出金記録と残金のチェックで合わないことがある。思い出すために有効なのはその日一日の行動を振り返ることである。具体的には店舗内でどのように移動したのかなど身体の動きを再現することである。
何度か言っているが記憶術ではなく思い出し術だと思う。様は思い出すためのきっかけがないと思い出せない。再利用したいものは、何かをきっかけに思い出したり動作ができるようにトリガーをセットにする。こういう状況になったらこうするというプログラミング的な言い方だとルールセットを構築しておく。
一日の記録を高速で振り返り大事なことを明らかにするということはこのトリガー付けと同じと思われる。日記、手帳を使っても同じことができる。日誌書きがメンタルの治療に使われるのはこのあたりの強化だとも言える。