藤原和博氏「AI社会に生き残るのはヒューマンケアの仕事」 医師より看護職が求められる時代の教育論
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精神科でも、外来ではなく、入院治療の場合ですが、
「治療の中心は看護職」と考えている精神科医が主治医だと治療がうまくいくことが多い印象です。
患者さんの話を聴き、辛さや感情に寄り添い、その瞬間瞬間、その人それぞれに合わせて、その人に届くように、その人に合わせた幸せの形に寄り添っていく。
そういう教育を学生時代から看護職は受けているからです。
もちろん、AIの技術がもっともっと発展して、その人それぞれに合わせた声かけができる日はくるでしょう。
けれども、想像してみるとどうでしょう。
病院に行って、AIロボットに「それは辛かったですね」と言われた時に、すごく救われたという感情には、なかなかならないのではないでしょうか。
キャバクラに行って、AIロボットに話を聴いてもらい、お酒をついでもらった時に、またこのAIロボットを指名したいとは、なかなか思いにくいのではないでしょうか。
今の現代を生きている我々は、求めている感情は、AIからは受け取れないと思っているからです。
生まれた時からAIが普通の時代になった時には、それはまた少し違うかもしれません。
少しずつAIは普及するでしょうし、AIで救われる部分も多くなっていくでしょう。
けれども、きっと、いつの時代も「心に寄り添う」職業は残っていくのではないでしょうか。