欧州ポピュリズム(1) 不満に群がる扇動者(写真=AP)
日本経済新聞
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日経はトランプ、イタリアのサルビーニや「五つ星運動」、ブラジルのボルソナーロ、フランスのルペンを「大衆迎合=ポピュリズム」と蔑むような記事をたびたび載せてるけど、そもそも民主主義は大衆迎合による多数決(選挙)により国のリーダーを決めるものだろう。
国民の多数が選んで当選した政治リーダーを蔑むのはその国民を蔑むのと同じ。これまで特定の層の人々に牛耳られていた政治が、SNSなどネット技術によって多くの民衆に開かれた。その結果がトランプ誕生であり、イタリアの連立政権誕生である。
確かに民衆による政治体制交代は「アラブの春」運動の一部その後を見ると、マイナスな面があるのも確かである。しかし民主主義も完璧ではない。共産主義や社会主義、独裁体制との「相対評価」で民主主義を世界は選んだ。
日経新聞や読売新聞など知識層は、これまで民主主義ルールに則って誕生した政治リーダーを「ポピュリズム」と蔑むのはやめた方がいい。
それよりもこのような政治リーダーを産んだ国民の不満や問題を解決するためにはどうすべきかを論じてほしい。