[17日 ロイター] - 英国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)は、次世代通信規格「5G」ネットワークに中国の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の製品を利用した場合に発生するリスクを抑制できると最終的に判断した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が、NCSCの決定に詳しい2人の関係者の話として伝えた。

FTによると、関係者の1人は、こうした英政府の決定が他の欧州諸国首脳にとって重要な意味を持つと指摘。これらの国も国内の通信企業がファーウェイ製品を使い続けても大丈夫だと自国民や米国に請け合うことができるとの見方を示した。

米政府はファーウェイや同じ中国の通信機器メーカーの中興通訊(ZTE)<0763.HK><000063.SZ>の製品が中国政府の意向に沿って米国でスパイ活動ができるようになっていると批判している。

ファーウェイはそうした米国の主張は事実ではないと繰り返してきた。