火星探査車オポチュニティーが任務終了 14年のミッションに幕
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。・゚・(ノД`)/~~・゚・。 see you Oppy!
砂塵嵐により昨年6月から通信が途絶えていた火星ローバー「オポチュニティ」のミッション終了が正式に宣言されました。当初の計画の90日(sols)を遥かに超えて、今日で5353日(sols)でした。これにて、双子のローバー「スピリット」とのMER (Mars Exploration Rover) ミッションも完了となります。
オポチュニティは、火星表面に水が流れていた証拠を発見したという科学的成果もさることながら、会見で語られた「ひとつの場所を探査してそれで終わりではなく、次の場所に動ける。動きながら探査するというモビリティを手に入れたことが、惑星科学にとって革命的パラダイムシフトだった」という話が印象的でした。
僕は自分のデスクの右のディスプレイでNASA TVを見ながら、左のディスプレイでコードを書いていました。ミッション終了が宣言されて、皆がチームや成果を称え合うスピーチをBGMにしていると、目の前の地味なコーディングも全部全部ここにつながっているんだって思えて武者震いしました。ついに涙涙涙涙
90日の寿命で設計されたのに14年も走り続けた。火星に水が流れていた動かぬ証拠を発見した。小型にして偉大な冒険者でした。僕より少し若い世代の職員には、このローバーに刺激されて宇宙の道を志した人も多くいます。
今日、所内のイベントに参加してきました。水っぽい雰囲気は一切なく、むしろ14年間の偉大な発見を祝福するムード。でもマネージャーの一人が涙に声を詰まらせながら家族とチームに感謝の言葉を言う一幕があったり。本当にここで働いて良かったと思った。
ありがとう。
さようなら。
2021年には僕が書いたソフトウェアが火星に行きます。待ってろよ!