アニメ「鷹の爪」制作会社が粉飾 監視委、1億3千万円勧告
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証券取引等監視委員会のサイトで、取り敢えず確認しました。
どうやら、不正は2種類あったようです。
一つは、同社が企画制作した映像事業の売上を過大計上していたということ、もう一つは、製作委員会の同社の出資分を本来なら減損処理しなければならないものを減損損失を計上しなかったというもののようです。
映画等は、制作委員会という出資受け皿を作り、そこに出資者が資金を入れて、映画等の制作に掛かるコストを払い、上映やDVD販売、海外への版権販売などの収入の受け皿となり、個別タイトルの、収支管理をします。
おそらく、同社は、出資者であると共に、制作を請け負って制作費を同社の売上として計上して、かつ、出資者として収益配分も売上として計上していたのでしょう。
かつ、制作委員会の事務局を務めていたら、管理報酬等もあるのかもしれません。
いずれにせよ、かなり厳格な内部統制を機能させないと、売上の水増しなど簡単に出来てしまいます。
映像事業は、後から清算なども多く、期ずれを利用することで売上の計上タイミングを変えることも可能です。
ところで、監査法人は何処かな?
以下、証券取引等監視委員会サイトからの抜粋です。
当社は、映像(TVアニメ等)の企画・制作事業において、売上の過大計上等や、映像の製作委員会に対する当社からの出資金に係る減損損失の不計上など、不適正な会計処理を行った。他の方も書いている通り、あずさ→アスカに変わったところのようですね。アスカ監査法人は以前に業務改善命令も受けていました。
https://www.fsa.go.jp/news/29/sonota/20170922.html
粉飾をする会社が1番悪いと思いますが、もしあずさが何か粉飾の兆候とか、受嘱リスクを考慮した結果として受嘱を拒否したなら、監査人の交代のタイミングで適切にあずさから当該リスクも引き継ぐべきでしょう。あずさから引き継がれていたのにアスカが引き受けたならもっと慎重に監査するべき、もしくは受嘱を拒否するべきでしょう。監査役等も、ちゃんと監査法人の選解任について適切に評価するべきでしょう。
また、今後、有報の開示が拡充され、監査法人を交代した理由などを詳しく開示するという流れになりますし、実際に適時開示でもかなり踏み込んだ記載がされ始めています。監査法人が変わったときは投資家も対話の材料としてよく読むべき項目だと思います。ディー・エル・イー知らなかったけど貝社員のスタンプ持ってました。
ZIPのやつですw
シティーハンターとかもやってました。
売上を過大深刻しても税務上いいことはないのに、上場要件だけでやってしまったということでしょうか。
アニメーションとかクリエイティブ業はそんなに資金集めが重要なのだろうか?今件の責任者はクリエイター出身なのか気になる。