光技術の世界的企業がベンチャー投資で期待する“刺激”
コメント
注目のコメント
いつも大っっ変お世話になっております。
光の使い道は、日常的には照明くらいしか思いつかないと思いますが、光と物質の相互作用を利用すると様々な分析が可能になるため我々化学屋にとっての光技術は生命線と言えるレベルの重要な意味を持っています。例えば目で見えないほど小さな物質のサイズを測ったり、成分を調べたり、かかっている力の分布を可視化したり。光が無いと仕事になりません。
この分野では確かに面白い技術を持っているベンチャーがありますので、浜ホトのような技術の意義を理解できる大手が支援を行うのは社会的にも有益なことと思います。この分野で10億という金額が十分なのかは判断しかねますが、これで尖った研究が1つでも多く日の目を見てくれると、我々も幸せになれます。
浜ホトは下記のように大きな学会(のような展示会)も主催しており、この分野での同社の存在感の大きさがよく分かります。
フォトンフェア2018(すでに終了)
https://hamamatsu.hpk.co.jp/virtual-photon-fair-2018/
去年は他の予定と被って行けなかったんですけど、来年は行きたいです、フォトンフェア。楽しすぎて一日中張り付いてそう。僕仕事で光学/電子顕微鏡使いますしプライベートでもカメラを振り回してるので、割とフォトン野郎なんですよ。CMOSの原理図とかたまんないですね。ご飯3杯はいけます。浜松ホトニクスのホームページの研究内容がかっこよすぎて.特にカミオカンデ!民間企業でこれほど基礎研究をやっているところは他にないのではと思うほどの力の入れようです.今回のベンチャー投資も長期的な未来創造を刺激にしているのだろうなという印象.
https://www.hamamatsu.com/jp/ja/why-hamamatsu/index.html父が光学のエンジニアだったんだけど。
「人間に目がある限り、光学は死なない」
と言っていたのが印象に残る。応用技術には流行り廃りがあるけど、たしかに材料工学や光学などベーシックな分野は古びないよな。