自分の人生を特別なものにする

きっとあなたも「今年は何かにおいて自分を向上させよう」と決意したことだろう。健康的な食事をすること、より生産的になること、マラソンをすること、次の大きなプレゼンに挑戦すること──。
「今年こそ、自分の目標を達成する年にしよう」と意気込んだのではないだろうか。
「言うは易く、行うは難し」ということは誰もが知っているが、ときには、ちょっとしたインスピレーションが継続のための助けになる。
これから紹介する本は、あなたを正しい方向に保ち、あなたが望む自己認識と発見を得るのを後押ししてくれるだろう。
1.『Girl, Stop Apologizing(女性よ、謝るな)』レイチェル・ホリス著(邦訳なし)
多くの女性は、自分自身であるための方法や自分の欲しいものを得る方法ついて学ぶ代わりに、妻や母親、娘、従業員などといった観点から自分を定義するよう教えられてきた。著者のレイチェル・ホリスは、それを認識している。
ホリスはすべての女性に向けて、夢を諦めるよう自分に言い聞かせるのはやめようと提案する。そして、手放すべき言い訳や取り入れるべき行動、成長や自信、自分を信じることに関して身につけるべきスキルについて説明している。
2.『Best Self(最高の自分)』マイク・ベイヤー著(邦訳なし)
ライフコーチのマイク・ベイヤーは、重要だが厳しい問いを、あなたに自問自答させる。「あなたのコア・バリューとは何か」「毎日眠りにつくとき、目覚めたときよりも賢くなっているか」「恐れや拒絶から、身体的な健康をおろそかにしていないか」といった問いかけだ。
「最高の自分」、そしてその反対の存在とは本当はどのようなものなのか。それを理解できるよう、助けてくれる。
3.『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵著、サンマーク出版(英語タイトル:Life-Changing Magic of Tidying Up)
この本について聞いたことがないと言う人は、あまりいないだろう。それには理由がある。この本は本当に役に立つからだ。
日本人の片づけコンサルタントである近藤麻理恵は、整理整頓をまったく新しいレベルに引き上げた。彼女は、一度適切に片づけ、整理整頓すれば、もう二度とやる必要はないと約束する。
ほとんどの方法では、部屋ごとの整頓や少しずつ進めるアプローチが推奨されているが、それでは永遠にモノの山に悩む羽目となる。「こんまりメソッド」では、その革命的なカテゴリー別システムによって、長続きする結果をもたらす。
実際に、近藤のクライアントで失敗した人は一人としていない(そして彼女の順番待ちリストは、3カ月先まで埋まっている)。
4.『Atomic Habits(分割された習慣)』ジェームズ・クリア著(邦訳なし)
あなたの目標が何であれ、この本は向上のための実証されたフレームワークを毎日提供してくれる。
習慣形成の世界的第一人者であるジェームズ・クリアは、良い習慣を形成して悪い習慣を打破し、素晴らしい結果をもたらす小さな行動を習得するためにはどうすればいいか、実用的な戦略を公開している。
5.『Dare to Lead(思い切ってリードする)』ブレネー・ブラウン著(邦訳なし)
より勇敢で、勇気のあるリーダーを育てるにはどうしたらよいか。自分たちの文化に、どうやって勇気の価値を浸透させるのか。
ブラウンは研究結果や物語、事例を用いて、こうした疑問に答えている。何百万人の読者が好み、期待するようになった、彼女ならではの「本音」のスタイルで──。
6.『よろこびの書』ダライ・ラマ14世、デスモンド・ツツ著(邦訳:河出書房新社)
2015年4月、南アフリカの平和運動家であるツツ大主教が、インドのダラムサラにあるダライ・ラマ14世の自宅を訪れた。チベット仏教最高指導者が80歳になった誕生日を記念して、二人が世界の人々にとっての贈り物となるよう望んだ対話を行うためだ。
二人は、長い人生を振り返りながら、ある強力な問いに答えた。「人生で避けられない苦難に直面したとき、どのように喜びを見つけるか」という問いだ。
この本は、最初の抱擁から最後の挨拶まで、彼らが共にした驚くべき史上初の時間を追体験できる、滅多にない機会を私たちに与えてくれる。
7.『The Genius Habit(ジーニアスな習慣)』ローラ・ガーネット著(邦訳なし)
仕事において長続きする幸福を見つけたいとき、その道のりは並外れた成果をほぼ確実に保証する習慣を身につけることから始まる。
この本は、その道のりを示してくれる。情熱と目的の違い、一方が他方よりも重要なこと、幸福と成果を同一視するのをやめる方法についても説明している。
8.『Game Changers(ゲーム・チェンジャーズ)』デイヴ・アスプリー著(邦訳なし)
この本は、デイヴ・アスプリーが長年にわたって力を注いできたことの集大成だ。「より優れた人間になるための提案トップ3は何か」といった質問に、最も人気の高いインフルエンサーらと一緒に回答している。
より良い人生を送るための実質的な戦略として、科学的に実証された、効き目の高い「46の法則」を紹介している。
9.『Purpose(目的)』ジョーダン・リー・ドゥーリー著(邦訳なし)
「ソウル・スクリプツ・ショップ(SoulScripts shop)」の創業者。ポッドキャスト「SHE」のホスト。そして「Your Brokenness is Welcome Here(あなたの挫折は、ここでは歓迎されます)」のフレーズで有名なジョーダン・リー・ドゥーリー。
状況や欠点、困難にかかわらず、目的を持って生きる方法を見つけようとする読者を、著者は手助けする。自信のなさと期待、そして証明せねばというプレッシャーを「有害なトリオ」と呼び、ごく普通の生活の中で、特別な人生を生きるための術を伝授している。
原文はこちら(英語)。
(執筆:Laura Garnett/Performance strategist、翻訳:新多可奈子/ガリレオ、写真:suteishi/iStock)
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This article was translated and edited by NewsPicks in conjunction with IBM.