【子育て改革】ゲイツ財団が「1年の育児休暇」を廃止した理由

2019/2/10

「長ければいい」わけじゃない

アメリカ国内で有給育児休暇に関する議論が盛り上がるなか、きわめて手厚い育児休暇制度を提供している一部の企業や団体が注目を浴びている。その筆頭が、ビル&メリンダ・ゲイツ財団だ。
同財団では2015年から、従業員に1年間の有給育児休暇を認めていた。
だが、この制度は長続きしなかった。期間が長すぎたのだ。
財団は先ごろ、有給育児休暇の期間を半年に短縮すると発表した。1年という長い休暇によって、財団の業務に支障が出ていたという。
そのかわり、育児休暇から復帰した従業員には、育児手当として2万ドル(約220万円)を支給する方針だ。