[シアトル 28日 ロイター] - 米航空大手ボーイング<BA.N>とANAホールディングス<9202.T>が、「737 MAX」ジェット機30機の販売契約で合意に近づいている。匿名の関係者2人が明らかにした。

契約額は約35億ドル。契約が成立すれば、ボーイングの主力「737」シリーズにおいて初の日本販売となる。

ボーイングはコメントを控えた。関係者によると、ANA側の最終承認を受けて、早ければ29日も発表される見込み。

トランプ米大統領と安倍晋三首相は昨年9月、2国間のモノの貿易を自由化する物品貿易協定(TAG)の締結に向けた交渉を始めることで合意した。

トランプ氏や政権当局者は、日本が北米に多くの自動車を輸出する一方、米国の自動車や農産物の輸入を阻止していると非難。一方、日本側は政治的にデリケートな農産物は保護されているが、工業製品の市場はオープンと主張している。