[北京/香港 24日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]は24日、消費者向け事業の売上高が2018年に520億ドルを超え、過去最高となったことを明らかにした。スマートフォンへの需要が好調だった。

同部門トップのリチャード・ユー氏は、消費者向け事業の売上高が約50%増加したことで、同部門が通信事業者向け部門に代わって売上高ベースで最大の部門になったと述べた。

ファーウェイは12月、2018年の売上高が前年比21%増の1090億ドルになるとの見通しを示したが、内訳は明らかにしていなかった。[nL3N1YW2G8]

同社はこの日、次世代通信規格「5G」基地局向けの初のチップセットと5Gモデム「Balong 5000」も発表した。同社は「Balong 5000」について、世界で最もパワフルな5Gモデムとしている。

ファーウェイは中国政府との関係や、同社製品が中国政府によるスパイ行為に使われる可能性があると米国などが指摘していることを巡り、諸外国から厳しい目が向けられている。

米国に加え、オーストラリアやニュージーランド(NZ)など複数の同盟国は、ファーウェイによる自国市場へのアクセスを制限している。