テレパシーも実現できる? AIで急加速する「ブレインテック」の世界
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ここで書かれている話には大きく二つあって,一つは脳の状態を計測する技術,もう一つは脳に電流を流すなどして外から操作し情報を伝えたりする技術です.後者(つまりテレパシーの受信側)については,電流を流すことへの抵抗感などもあるでしょうから,なかなか広まらないかなぁと個人的には思いますが,一方で計測(テレバシーの送信側)の方については,外でただ電位変化を見ているだけなので,ユーザ側の抵抗感は少なく,精度さえ上がればこれからどんどん出てくる分野かと思います.
で,なぜこれがAIと組み合わさって加速するのか,という話ですが,結局外側から見えるのは,脳活動によって生じた時間的空間的な電位パターンなので,このパターンとどのような情報入力が結びついているのか,あるいはどのような情動イベントが結びついているのかを適切にパターン認識してあげればよいわけです.このパターンを認識する学習の部分と,AIや機械学習が,とても相性が良いという話です.
文中で若干ミスリーディングかなぁと思ったのですが,こういう形で脳機能が解明されていくと,AIの側のモデルもリファインされるので進化する,というような記述がありましたが,そこの恩恵はそれほどないのではないかと思います.
結局,時空間的なパターンをどう認識するかという話になるわけですが,ここで書かれているように認識アルゴリズム側に注目が集まっているものの,実はセンサ性能の向上が,大きな飛躍をもたらすのではないかなぁと思っています.「脳」と「テクノロジー」を掛け合わせたブレインテック。脳に浮かんだ言葉を文字にしたり、アイデアを絵にしたり、ができる時代になるようです。
三菱総合研究所は米国の調査会社のレポートを基に、2024年の世界におけるブレインテック市場は5兆円規模、と予測しています。
しかし、記事に出てくるヘッドセットは、ある宗教団体を想起させます。ブレインテックは洗脳に使われたり、相手を操縦したりすることもできる。ちょっと危険な匂いがします。脳研究に少し携わってから5,6年経っているが、実用レベルのブレインテックはどこまで進んでいるのだろうか。(実際に)
脳なんて分からないことだらけで、事象の本質的な解明が進んでいないが、推察とかこれするとここが活性化するレベルである程度行けてしまうのかなー
fMRI使うって計測に時間かかるので実用までは現状は厳しいし、結構先な気がする。が、その時代がきたらワクワクする。
すぐ出来そうなみたいな誤解招く書き方はやめてほしい。
簡易的な測定器だと脳表面くらいしか行けなそう。奥にいろいろなことが隠れていることもあるので。
人の根幹に関わる部分なので、誤解や危険がないように研究がゆっくりと着実に進んで欲しい!