米NASA、月探査で中国との提携を公表

コメント

注目のコメント

• 小野 雅裕

  NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家

  ・2019年01月22日

  NASAは一般的には中国との協力を厳しく制限しています。
  
  今回の協力とは、すでに月周回軌道にあるNASAの探査機LROによって、中国の着陸機の着陸地点を撮影する、というもの。これならば技術情報のやり取りは一切なく、LROの映像はいづれ公開されるものなので（NASAが集めた科学データは全てインターネットで無料で公開される）、失うものは何もありません。中国としては着陸地点の高解像度画像を得られることで、今後のローバーの経路設計などに役にたちますね。
  
  とうわけで、「当たり障りのない」内容での協力ですが、何にしてもこのような協力が今後どんどん進むことを期待します。健全なライバル意識の元に競争し、協力できることはし、成果は共有する。これが科学探査を進める最善の道です。
• 村松 一之

  株式会社 和キャピタル 取締役　運用本部 部長

  ・2019年01月21日

  中国が対米黒字をゼロにする約束を果たしたら、宇宙に使うお金はなくなるだろうな。宇宙開発は、結局は金の問題だ。米国がスペースシャトルをやめたのも、金の問題だ。政治はお金の優先順位を決めるゲーム。米国も中国も、宇宙に使える金は、そう長く続かないかもなー。だからこそ、宇宙分野は民間の幅広い関与が必要なのだろう。
• 狩野 友汰

  静岡大学 大学生(学部)

  ・2019年01月21日

  実績としてはNASAが大きくリードしていたと思うが、先日の中国の月探査機の成功をしたことは大きい。さらにこの提携のお陰で、中国がNASAとならんで宇宙開発における先導者であることをアピールできる大きな出来事だと思う。