経済学を学ぶ人が絶対に知っておくべきこと
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注目のコメント
とりあえず、経済学に関するメディアなどのコメントはほぼ例外なく重要な事実誤認に基づいてるというのが僕の経験
追記:すいません、さっきは赤ん坊のミルクあげながらだったので少々雑なコメントをしちゃいました。一口にメディアと言ってもいろいろあって中には高い理解に基づいたものもあり、それらすべてを不当に貶める意図はありません。個別の研究を紹介したりある研究分野や現実問題に関する分析的記事とかは結構ちゃんとしてることが多い印象です。
その上で、「経済学というのはこうなっているんだ(だからダメだ)」系の記事とかコメントは、僕が知る限りほとんどいつも経済学を知らない人が聞きかじりで書いているため事実を誤って認識していたり、もしくは敢えて事実を捻じ曲げて書いていると勘ぐりたくなるものが多いのが残念ながら現状だと感じます。さっきはちゃんと具体例も挙げず良くなかったなあと反省してましたが、他の方がいろいろと詳しくコメントしてくれているので参考になるかなと思います。
(注:別に肩書が「経済学者」じゃあない人は黙ってろ、という意図ではないです。僕はいわれのない中傷には少しムッとする程度には経済学が好きですが、別に経済学会を擁護するインセンティブもないです。)自然科学と違い、経済学には「正解」がありません。どうしても個人の価値観に左右される部分が多くなります。経済学を無視した政策は論外ですが、正しい価値観に基づかない経済政策も有害になり得ます。難しいのは、価値観は学んで習得できるものではなく、様々な経験を経て身につけていくという点だと思います。
この本でいくつかの経済学の考え方を理解するよりも『現代経済学-ゲーム理論・行動経済学・制度論』 (中公新書) 、瀧澤弘和著の方が、正しく理解できると思います。