[15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が公表した公定歩合会合議事要旨で、12地区連銀中6連銀が利上げに反対していたことが分かった。

ニューヨーク、フィラデルフィア、セントルイス、ミネアポリス、カンザスシティー、ダラスの6連銀は「主として通商政策や海外動向を巡る不透明性の高まりを受け、経済の先行きに対する下振れリスクはやや拡大した」と指摘した。

こうした中、アトランタ、クリーブランド、サンフランシスコの3連銀は当初据え置きを主張していたが、その後利上げ賛成に転じた。残りのボストン、リッチモンド、シカゴの各連銀は当初から利上げに賛成した。

FRBは18―19日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に引き上げることを決定した。