[ワシントン 11日 ロイター] - ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は11日、シリアのクルド人勢力を巡る米軍とトルコ軍の協議が来週も継続するとの考えを示した。

米軍のシリア撤収を巡り、ボルトン補佐官は今週初め、米軍が支援してきたシリアのクルド人勢力を攻撃しないとトルコが確約することが条件と表明。これに対し、トルコのエルドアン大統領は「重大な誤り」と批判し、クルド人の民兵組織である人民防衛部隊(YPG)について、過激派組織「イスラム国」(IS)と同等に対処していく姿勢を鮮明にした。[nL3N1Z83VI]

ボルトン補佐官はラジオとのインタビューで、トルコが「われわれと共にISと戦ってきたクルド人勢力に危害を加えないこと」にコミットすると、トランプ大統領とポンペオ国務長官は理解しているとした上で、米・トルコ両国の軍による協議は「来週も継続する。対話を通じ双方が満足のいく結果を得ることを望んでいる」と語った。

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