FOMC議事要旨:追加利上げに対する当局者の慎重姿勢示す
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注目のコメント
景気の先行きに対する見通しは、新年最初の講演にあったように、幾分トーンダウンしているようです。
それよりも個人的に注目したのは、年後半に出す、といっていた長期的な金融政策運営の議論がようやく公表されたことです!(Long-Run Monetary Policy Implementation Frameworks)
かなりの枚数を割いて議論を載せていますが、あまり詳細なことまでははっきりと書かれていませんでいた。レンジとなっている金利をどうするか、金利の上限を維持するための新しいツールを導入するか、バランスシートの調整ペースはどうするか、最終的なサイズはどうするか、バランスシートの中身はどうするか、国債の年限はどうするか、といったかなり各論も含めて議論されたようです。
後追い記事もでると思いますが、長期的な運営方法の議論と、足もとの景気と利上げペースの話が混在して、市場(や大統領)に間違ったメッセージを発しないことを願います。
議事要旨原文はこちら(PDF)
http://bit.ly/2AEQEDb