スマホのAI画像認識が広告モデルを大きく変える
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情報収集、ショッピングなどで、オフラインとオンラインを行き来する境目はなくなっていくでしょう。
ただし、広告に関して言えば、テクノロジーは進むものの、生活者のインサイトを深堀りしていくような話だったり、広告代理店がそこにフォーカスしていくというような話はあまり聞きません。
広告主は“顧客体験”にフォーカスしているのに、どんどんミスマッチが起きる感覚があります。
では、Amazonが複数の有意義なサービスとデバイスから取得した生活者のインサイトと広告、そして運用を手助けするAIをセットにして、広告主にダイレクトに提供するようになったとしたら。そういう未来を想像すれば、何に重きを置くかはリアル店舗も広告代理店も同じような気がします。広告のキモは「さり気なさ」だと思います。
あからさまに広告だとわかると、流し見されてしまいがちです。
Googleがすごかったのは、検索結果に広告を紛れ込ませていたことです。今では当たり前のようになりましたが、当初は広告と気が付かないままに上位表示されていたサイトへ訪問していた経験があります。
雑誌も記事広告という形で、あたかも取材したオリジナルコンテンツのように記事が広告と掲載されています。ページ番号があるかないかで判断出来る話を初めて聞いた時は衝撃的でした。
プロダクトアウトで見ると、技術ですごく広告が変わっていく一方で、マーケットインでは、ユーザーとの直接接点の「さり気なさ」が重要です。ネットとリアルの境目やゲートなどの垣根は極力なくなります。落合さんが仰るデジタルネイチャーの世界です。
そのためユーザーへの広告宣伝や誘導手法は、広告や検索ではなく、地図を見る、決済手法を選ぶ、ポイントを確認するなど何気なく行うネットとリアルの融合した行動や体験が企業にとって広告宣伝や誘導のチャンスになります。
paypayやLINEはそこを狙っています。