【驚異】岩手のビールイベントに3000人が集う理由
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素晴らしい記事!ぜひ多くの方に読んでいただきたい。
ベアレンさんは盛岡を拠点に岩手県内をメイン市場にしているメーカーです。私が日本のクラフトビールメーカーで色んな意味で最も優れていると思うメーカーの一つです。その素晴らしさは当然まずは味。特に私が好きなのは看板製品の「クラシック」。東北で見かけると必ず買って飲んでいます。
そして私が素晴らしいと思う最大のポインは記事でも紹介している「地元密着」という戦略。これができるようでなかなかできない。どうしても規模が小さいクラフトビールメーカーは良い話が来たら色々と手を出したがる。でもベアレンさんは起業時からブレずに「地元密着」を貫いています。他に地元市場が育つまでそれを補填する形で「ネット販売」も行っていますが、こちらはクラフトビール業界ではトップクラスの実績。
懐かしい話ですが、十数年前に楽天市場でうちとベアレンさんはクラフトビールという枠を超えてネットでのビール販売では楽天市場のトップを競う間柄でした。木村さんと共に創業メンバーである嶌田さんとはお互いに意識過剰気味でドンパチやっていて、ライバルというよりもちょっと競争が激化してあまり良い関係じゃなかった。でもそれも今では良い思い出(笑)。その後ベアレンさんもうちも色々と紆余曲折あり、そしてお互い大人になり(笑)、今はお互いを認める存在になっています(と、少なくとも私は思っています。)
昨年盛岡を訪れた際にベアレンさんのお店で、木村さん、嶌田さんと3人でクラフトビールの話、日本のビール業界の話を深夜まで語りつくしたのも楽しかったな~。
ベアレンさんは近い将来、日本のクラフトビールで最も地元民に飲まれるビールとなり、地元では大手ビールをしのぐシェアを獲得すると思っています。日本のクラフトビールの成功例の一つとして今後クラフトビールで起業する後輩達の一つの憧れの存在となるでしょう。
朝から素敵な記事をありがとうございました。今日は良い一日を送れそうです。そして木村さん、嶌田さん、今後も応援していますよ!(あっ、今年もまた盛岡で飲みましょう!笑)この特集を担当している川内です。4日目はベアレン醸造所の木村剛社長の登場です。
クラフトビール人気が高まり、さまざまなメーカーが注目されるなかで、今回ベアレン醸造所を取り上げたのはユニークすぎる独自戦略に興味を持ったからでした。
同社が注力しているのは地元市場をとことん掘り下げること。
盛岡に拠点を置く同社はあえて東京や仙台などの大都市を目指さず、とにかく岩手県民にとって身近な存在になることで2003年に醸造を始めてから15期連続増収を達成しています。
これまでの「世界を狙う」3者とは違い、まだ海外市場に本格進出はしていないのですが、新工場の稼働と缶ビールの生産が同社を世界に「押し出す」のではないかと感じています。
具体的な取り組みは記事を読んでいただくとして、木村さんから話を聞いていて驚いたのは溢れんばかりの「ビール愛」。創業時から、ビール好きを集めて輸入ビールを嗜む「ビール会」を200回以上も主催しているんです。
自社のビールを飲まないビール会を定期的に開いているビール会社の社長は木村さんぐらいではないでしょうか。無類のビール党の「味で売らない」戦略、ぜひご一読ください!地元消費が65%という地域密着のブルワリーでありながら、出荷量で日本全国4位、というのはすごいですね。それでも岩手のビール消費の1%くらいというから奥行きは深い。
醸造とレストラン4軒を運営しビアファスも開催。その心は、顧客の顔が見えるから。1週間に1回、新味を出してお客の反応を見て商品化するというフローをつくっている。1週間に1回の新味、というのは相当ハードな商品開発です。
お客の反応を確かめているゆえか、15年間も売り上げを伸ばし続けている。プロダクトアウトではなく、マーケットインの姿勢が連続成長の礎になっています。早速ネットで注文してみよう!