【平井孝幸】2019年、健康化を推進する3つの改革
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【健康経営推進の難しさとコツのようなもの】
いくつか感じたことを。
◇健康xエンタメの重要性
文中にある「健康のエンターテインメント化」の重要性は非常に高いと考えています。これは2016年の創業以来私も非常に強く感じている部分です。
健康になるというのは非常に真面目で良い子ちゃんな考え方なので、大抵の人にとってはこのテーマについて考え、取り組むということは負担が高い事だと思います。
◇パーソナライズされたコミュニケーションをデザインする
記事中の「自分自身や身内が病気で苦しんだ経験がない人で健康に関心がある人は少ない」の通り、多くの健康に関心のない対象者とのコミュニケーションは彼らのモチベーションを刺激出来るようにデザインする必要があります。
例えば、若い男性エンジニアであれば"パフォーマンス改善に繋がる"や"午後睡魔に襲われず集中力が継続する"などの表現で腹落ちしてもらう必要がありますし、モチベーションのトリガーは色々なパターンを用意出来ると良いと思います。
◇総務の評価制度という文脈を鑑みた健康の数値化
また平井さんが仰っている「健康の価値の数値化」も非常に興味深いポイントです。健康経営文脈で例えば総務の方々による取組効果は可視化しづらいものです。
営業などと違って彼らの頑張りは評価し難いことが多いように見受けられます。
担当者の方々を我々サービス提供側はしっかりとサポートし、社内で評価されやすいような土壌を作らなければその取り組みが評価されづらく継続しなくなってしまいます。
したがって文中で挙げられているようなプレゼンティーズムのような数値化で改善されたことを定量的に表現することは大変有意義な取り組みだと考えています。
◇2019年に私がしたいこと
総務や経営陣は組織をより良い方向に導こうとして、良い子ちゃん志向の取組を推進しようとしますが、個人は組織単位で良い方向に進もう!ということはあまり考えられないケースが多いため、lose-loseな関係に陥りやすいです。
従って、win-winな関係の健康経営のデザインは非常に難しいのですが、これにこそ価値があると思うので、この関係性を成立させられる仕組みを作りたいと思います。
2019年健康経営のキーワードは「数値化」「エンタメ」「win-win」だと考えます。
注目のコメント
昨年インタビューした著名な投資家は「本質的な健康経営を実践すれば100%株価は上がる」と断言されていました。
健康経営はすぐに結果がでる施策ではないですが、行動変容を促せる取組みを継続することで社員の健康課題が改善し、パフォーマンス低下要因を減らしていけます。
この会社で働いていたらいつの間にか健康になっていた。という環境を目指しています。
そのような取組み設計に向けて大切な考え方や2019年のヘルスケア産業の予測を記述しました。
働き方改革や健康業界に関心ある方からのコメントやご連絡をいただけましたら幸いです。事業定義と同じで、いかに顧客視点(社員視点)で設計するかというのが今後大事になってきそうです。
例えば、ただ「禁煙!」とルールを押し付けるのではなくそうすることで社員個人や会社にどのようなメリットがあるのか説明するなど、社員目線で満足度や心理的安全性を高めていくことが重要です。
プレゼンティーイズムという概念の浸透が広がってきたことなどか課題が課題化されていく潮流を感じますね。