Industry Eye 第29回 自動車業界 M&Aにみる自動車部品業界の事業構造転換と今後の課題
デロイト・メンバーファーム
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注目のコメント
メモ
> 自動車部品業界におけるM&A事例は、
(1)非自動車部品領域のノンコア事業の整理や、
(2)比較的既存製品と関連性の強い事業を買収する事例
が多かった。
>いわゆる「選択と集中」理論に基づき、ノンコア事業の整理とコア事業の強化・拡大が行われたわけであるが、(1)においては本丸の自動車部品領域に手を付けたわけではないし、(2)は、あくまで事業領域の拡大という既定路線の延長線上の買収であり、会社全体や既存事業そのものが変化を迫られるような性質のものではなかったといえる。
>これに対し、近年目立つのは、
(3)次世代モジュールシステムの付加価値向上や、
(4)事業スケールの追求、
(5)自動車部品領域におけるコア事業の見直し、
(6)外部資本利用などを目的としたM&A
などであり、これらは既存事業そのものに大きな変化をもたらす。