【上野千鶴子】50年前にも「#MeToo」はあった。闘ってきた女たち
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注目のコメント
上野千鶴子さんに取材をさせていただきました。
予定の時間を大幅に超過してたくさんの質問をしてしまったのですが、本当に温かくお答えくださいました。
前編では、フランス革命から2018年までの女性運動の変遷を語っていただいています。
ただ、この9000字ほどの記事に、全てを載せられているわけではありません。参政権の獲得なども語っていただきましたが、文字数の関係で泣く泣く掲載しませんでした……。
ちなみに、1955年以降の中絶の実地率は、政府の運営している統計サイトで調べることができます。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450029&tstat=000001024040&cycle=7&tclass1=000001030988&second2=1
80、90%を超えている年もあり、愕然とします。
私が今、こうして楽しく生きられるのは、上の世代の女性たちの、血の滲むような努力があったからです。そのことを「当たり前」に思わず、先人が築いたものを守りたいですし、自分たちや次世代のためにも、「おかしい」と思うことに対して、発言していきたいです。・フランス革命によって、女性の権利は中世より低下した
・サラリーマン夫と専業主婦のモデルの歴史は、浅い
・ウーマンリブはそのため、メディアに「ブスのヒステリー」「黄色い声を張り上げて」などといった見出しと共に、報道された。
・1970年代、当時の40代女性の中絶経験率は、50パーセントを超えていた。
・アメリカの女性たちは、1970年代に「セクシュアル・ハラスメント」という概念を知った。
などなど、現在の女性が働き方の選択を出来るようになったのは、先達の苦労と権利を勝ち取る様々な活動があった…。先達へのリスペクトを感じずにはいられない記事です。決定権を持っているのがおっさんばかりの中、女性が権利を獲得していくのは、本当に大変だったと思いますし、まだまだこれからも大変だと思います。
昨年は、日本も女性の地位が向上したと思われているた中、医学部入試での差別が明るみに出て、まだまだこれからであることが再認識されることになったよい年だったと思います。