2020年4月入社向け新卒採用市場はすでに佳境を迎えている?揺れる20就職活動は年明けからどう動く?(佐藤裕)
コメント
注目のコメント
人事実務の担当としてコメント。
極論が書かれておりうんざりです。筆者はパーソルの方みたいですね。今年は就活生を混乱させるような言説が減ることを望みます。いい加減な記事を発信していると所属企業の取引にも影響しますが、そのあたりは認知されてるんでしょうか?
記事中に定量の数字が示されないので反証もしづらいですが、20卒の採用活動がまだ本格化していない根拠を肌感覚でふわっと話しておきます。
・ナビ大手のリクナビ、マイナビがまだ(企業サイド管理画面が)採用活動のモードに変わっていない。※企業としても自社サイト以外の集客ができない状態。これは決定的でしょう。
・弊社の業界団体所属企業では採用活動を本格化させていない。
・東京や大阪のビジネス街でリクルートスーツを見かけない(2018年12月末時点)。
結局、先行する企業があっても、内定受諾確定時期はそう変わらないので、あとは企業側がリソースをどれだけ割くかです。急いで内定を出しても、辞退されれば採用担当の評価に響きますからね。スタートアップはいざ知らず、一般的な大企業であれば、リソースの無駄遣いと型破りな行動は忌避されます。
学生の皆さんは焦らず情報収集してください。
追記
マスコミ、コンサル、外資系などはそもそも早いですね。これを一般にあてはめるとミスリードになります。20年新卒生を持つ親ですが、子供には流されないようにとのアドバイスをしています。最近の新卒採用の流れは人手不足を反映してか、あまりにも就職を急かしすぎでは?との感じを受けています。一方で新卒生の方も、オリンピックイヤーを逃すと就職に不利になるとの感覚があるらしく、できれば20年に就職したいと考えているようです。
新卒後、そのまま何十年もサラリーマン生活をしているお父さんとしては、卒業してすぐに社会の歯車に加わる(表現が適切かどうかはともかく)のではなく、1年くらい遊学してもいいのでは?とアドバイスしています。20卒は、優秀な人材を採用したい企業では成長著しいベンチャーにとっては夏インターンから半年も採用活動をしていたので、佳境に至っている状態ですね。
ただ、これらの企業はごく一部であることに間違いありません。
経団連企業を中心とした大企業は、まだまだこれから選考に入りますが、例年よりも1〜2カ月前倒しの予想が多いです。
一方で中小企業は、これから19卒=今年の3月に卒業する4年生を採用する企業もあります。
既に佳境に入った企業は、採用難易度が高いことから学生間での口コミによって認知度が高くなることがしばしばあります。その結果、大企業よりも人気のある企業も出てきています。