【テニス】2019年、大坂なおみは真の女王になれるのか

2018/12/29

変革の年になるか

2019年はテニス界にとって、変革の年となるかもしれない。
ひとつには、世界での自身の座標を示す“ATP(男子)およびWTA(女子)ランキング”システムが、来年から大幅に変わることが挙げられるだろう。
どう変わるかを雑駁(ざっぱく)に言うと、ATPおよびWTAランキングポイントを提供する大会数が規制され、下部大会群では、“ITF(国際テニス連盟)ワールドテニスランキングポイント”なるものが、成績に応じて配分されるようになる。
これにより、従来はATPで9000人前後、WTAで5000人前後いたランキングポイント保持者が、それぞれ750~800人ほどになる見通し。
これらのシステム改革の要諦は、ジュニアからプロへと転向するその順路を整備すること。
さらには、構造を階層化することで隅々まで目が行き届くようにし、八百長などの腐敗を防止することにあるとされている。