【清水和夫】半導体革命の“次”。自動運転の注目テクノロジー

2018/12/30
5才児のチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と叱られた2018年。
未来の扉を開けるべく、自動車業界ではCASE(コネクト・オートパイロット・シェア・電動化)とMaaS(サービスとしてのモビリティ)という言葉が拡散した年だった。
その弾みとなったのは2018年の新年早々。米ラスベガスの家電ショーCESで、トヨタ自動車の豊田章男社長が「モビリティ・サービスを提供する企業になる」と宣言した言葉が産業界に影響を与えていた。
【スライド解説】電池がわかれば「トヨタの未来」がわかる
CASEという言葉を言い出した独ダイムラーは数年前より「モビリティ・プロバイダー」という企業メッセージを発している。
こうした言葉は単なるスローガンではなく、実現可能な未来のモビリティ社会を示すキーワードになっているのだ。
トヨタの10年先をゆく、日本人が知らない「ベンツ」最前線
とりあえず、CASEがどのように実現していくのか、2018年のトピックスを振り返ってみる。