マイナス20℃の厳しい寒さにも対応するモンゴルの移動式住居「ゲル」。遊牧民の”住まいの知恵”を見てきた
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モンゴルで現在でも使用されている、移動式の住居「ゲル」。都市化が進む地域でも、その周辺にゲルを持ち込み定住している人は多いのだそう。気温差の激しいモンゴルの気候を乗り切るため、ゲルに施された工夫とは?
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草原のゲルはまだ恵まれているのではないでしょうか。私は機会に恵まれて、ロシア国境に近い山岳地帯にトナカイに乗って調査に入ったことがありますが、彼らはトナカイの皮でできた小さいテント住まいでした。でも、ソーラーパネルを電源にスマホを利用していましたし、NYのエリートサラリーマンがガイドを雇って一人で旅行に来ていたから、世の中差異があるようでなくなってきているのだと思いました。
農耕民族は田畑近隣にしか定住できないが故に、住環境や地域社会を重視することになった。
移動民族は季節や食糧に応じて住環境を変えるが故に、家族やフットワークの軽さを重視することになった。
日本で言えば多湿・島国・四季・自然の自然環境が揃っているため、稲作農業が地理的に最適だった。
反面、ノマドワークやベンチャー・スタートアップには不向きな国民性も育ってきたといえる。
モンゴルが最適解とは言えないが、住環境にこだわりすぎない・身軽な生活という意味ではとても参考になる。
【記事抜粋】
モンゴルは東アジアの中心部にあり、日本の4倍という広大な国土を持つ。8%の森林と2.5%がゴビ砂漠のほかは、ほとんどが草原という環境だ。
家畜とともに移動する「ゲル」で重要なことはとにかく解体と設置が簡単なこと。そのため家を構成する部材はシンプルだ。
こうした移動しやすい構造をしたゲルは、建設も簡単で遊牧生活をする人々なら2~3人で2、3時間あればあっという間に組み立ててしまうという。ゲルの最大の利点は仮設性
居住性等々はそれに付随するものでしかなく、容易に設置と撤収と運搬が出来る事が全てです。建築とは何のために在るのかと考えた時に、とても可能性を感じさせる存在ですね。