米FRBが25bpの利上げ決定、来年の引き締めペースは減速
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注目のコメント
ほぼ市場予想通りで、FOMC声明文も一文(*)グローバルリスクを懸念する文言が加わっていますが、ほとんど変化なしです。
ドットチャートでは、来年の利上げ回数が2回に引き下げられましたが、市場の予想(CME)は引き続き、半数以上が来年利上げなしを予想しています。そのため、声明公表直後の株価はネガティブな反応となりました。
市場予想と政治の思惑との乖離をどのように埋めていくのかが来年の課題です。
結局株価も年を通じてみれば、マイナスに。夏場の強気相場嘘のような1年でした(裏をかえせば、大統領選挙後のトランプ効果が剥落してきたともいえます)。
なお、本年後半に出すといっていた新しい政策運営方法については、特に何もありませんでした。議事要旨では何らかの情報発信があるかもしれませんが、こちらも気になります。
株は
(*)but will continue to monitor global economic and financial developments and assess their implications for the economic outlook成長率見通しの下方修正、利上げ見通しの下方修正と、足元の世界景気の減速を踏まえた適切な判断だと思います。先行きの見通しが明示されるという点で、マーケットとの対話も上手くいっていると思います。