[ワシントン 18日 ロイター] - 独車両エンジニアリング会社IAVは、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>の米排ガス規制逃れをほう助した罪を認めるとともに3500万ドルの罰金を支払うことで米当局と合意した。米司法省が18日、発表した。

司法省によると、IAVは2年間、独立機関の監視対象となる。VWはIAVの株式50%を保有する。

米環境保護局(EPA)の高官、スーザン・ボディーン氏は声明で「IAVはVWによる米排ガス規制逃れを可能にするソフトウエアを設計した」と指摘した。

司法省は、より高額な罰金を科したいところだったが、IAVの存続が危うくなりかねなかったと説明。

IAVのカイ・ステファン・リネンコール社長は、「この問題を非常に深刻に受け止めており、今回の合意は当社にとって重要で前向きな一歩だと考える」と表明した。

VWは排ガス不正を巡り米当局との間で43億ドルの和解金を支払うことで合意しており、2017年5月に有罪を認めている。

IAVは来年1月18日に裁判所で正式に有罪を認める見通し。