[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツ国債の発行等を所管するドイツ国債会社(GFA)は18日、2019年の国債発行額が今年を上回る見通しを明らかにした。

来年の発行予定額は、物価連動債を除いて1990億ユーロ(2262億2000万ドル)。今年は1730億ユーロ。

GFAによると、来年は、国有化された不動産金融会社ハイポ・リアル・エステート(HRE)の不良債権処理機関関連で借り換えが必要になり、200億ユーロの調達を計画。

また、過去に発行した約1630億ユーロの国債が来年、償還を迎えるため、その財源を確保するため国債を発行する。

GFAによると、発行計画の内訳は、長期債が1560億ユーロ、短期債が430億ユーロ。さらに物価連動債を60億─100億ユーロ発行する予定という。

独紙ハンデルスブラットは17日、政府関係筋の話として、ドイツの今年の財政黒字が100億ユーロを超える可能性があると報じている。[nL3N1YM4NY]