スタートアップ、企業価値100億円超が2倍 AIけん引
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注目のコメント
VCヒアリングと登記簿情報をもとにしているのでかなり正確なランキング。ただ起業家はこういう情報に振り回されがちですが、優先株を利用すると時価総額が上振れしやすくなるので、あくまでも参考情報と割り切るべし。気にしすぎない。
また日本はM&Aでの大規模なエグジットが難しい(買収先企業が少ない)ので、あまり時価総額を上げすぎると上場しか選択肢がなくなり、優先株の怖さをその時に知ることにも。エグジットの選択肢をあまり減らさないように資金調達はしていかないとね。
(以下、補足と追記)
調達環境が順調でお金がコモディティになっている状況(つまり、今のような状況)においては、起業家側にとっても調達額を大きくできてダイリューションが防げる優先株のメリットは大きいです。
一方で、急激に市況が悪化して資金調達がしにくくなった場合に、そのリスクが顕在化してきます。例えば、ダウンラウンドで資金調達をせざるをえなくなった場合、普通株株主(通常は創業者)は大幅にシェアを落としたり、時価総額を下げてのバイアウトの際に普通株株主のリターンが大きく減ったりします。
もちろんそうなる前に黒字化ができていれば(若しくは調達がもう必要ないくらい調達してれば)、別に調達しなくても良かったり、バイアウトもする必要ないので良いですが。
個人的には、来年以降、市況の不安定さが増してきているように思うので、優先株での調達リスクは大きくなってきているように感じてます。昨年と比較しても上位層の企業価値が大きく上昇し、また顔触れも豊かに。それでも米中とは彼我の差が。国は2023年までにユニコーンを20社創出することを目標と掲げており、あと5年でどこまで伸ばせるか(現在1社しかいない)。スペースマーケットも56位で紹介されてます。ランキング比較で勝った負けたとかは無く、高い目標を目指す同志のような企業一覧かと。頑張っていきたい。https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/next-unicorn/
我々もギリギリこの記事には載らない31位として掲載して頂きました(笑)
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/next-unicorn/
当事者としても、特に未上場の時価総額は事業や会社としての価値とはそこまでリンクしていない実感があります。ただし、この記事にあるような資金調達をして上場もしくはM&A前に出来るだけ潜るようなモデルの会社にとっては、よりリスクマネーが供給されて、大きな時価総額がつく(≒大きな資金で挑戦ができる)のは有難い環境かと思います。
とはいえ目先の時価総額や調達規模に惑わされず、しっかり事業価値を上げていく事に注力していきたいと思います。