[ワシントン 14日 ロイター] - 米大統領首席補佐官の後任の有力候補として名前が挙がっていた元ニュージャージー州知事のクリス・クリスティー氏が14日、辞退を表明した。

これに先立ち関係筋は、クリスティー氏のほか、トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表を軸に検討されていることを明らかにし、クリスティー氏が最有力とみられているとしていた。

クリスティー氏は声明で「大統領首席補佐官の候補に検討されたことは名誉だが、こうした重要な役職を引き受けるには自分自身にとっても、家族にとっても正しい時期ではないと大統領に伝えた」とし、「大統領には候補として検討しないよう伝えた」とした。

ホワイトハウスのギドリー副報道官は記者団に、トランプ氏が現職のケリー氏に来年1月初めの退任予定を若干先延ばしするよう要請する可能性を指摘。後任人事について、トランプ氏がかなり早い時期に公表すると見通した。

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